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1分からできる!愛用品が長持ちする「最短ケア」~スーツ編

|雑誌掲載

着用後のシワとりはブラシ&スチーマーで


心斎橋リフォーム心斎橋リフォーム 取締役 副社長
内本久美子さん
膨大なスーツの知識を熟知した、同社を代表するキーパーソン。


手順をCheck! スーツの「最短ケア」

最短ケア

手順1:ブラシは上→下のち下→上
「スーツのお手入れはブラッシングが大基本。着用で乱れた繊維の流れを整えることでシワがのびやすくなり、同時に汚れも除去できます。洋服ブラシの動きはまず上から下。その後、下から上へと行います。ジャケット・パンツともハンガーにかけて行いましょう」

最短ケア
肩周りも忘れずにブラッシングしよう。
最短ケア
パンツハンガーにかけてからブラッシングする。
最短ケア
上から下、そして、下から上へブラッシング。


最短ケア

手順2:衣類スチーマーでシワとニオイを同時除去
「ジャケットで最もシワがつきやすいのが背中。これを簡単にとるにはアイロンより衣類スチーマーが効果的。生地を傷めにくく、蒸気による除菌・脱臭効果も。肘部分も同様に」アクセススチーム1万5000円/ティファール(ティファールお客様相談センター)



最短ケア

手順3:スチーム後は乾燥を忘れずに
「スチーマーをかけたあとは生地や副資材が水分を含んでいるので、風通しのいい場所で一晩干すことを忘れずに。これを怠るとニオイやカビの原因に。シワとりはこの手順がベストです。安易にシワとりスプレーを多用すると生地を傷める恐れがあるのでご注意を」

最短ケア
パンツも単独で乾燥させよう。

パンツはクリースにアイロン→シワにスチームが簡単

最短ケア

手順1:アイロンはクリースだけに
「日常的なケアの場合、アイロンをかけるのはクリース部分だけにしておきましょう。もともとのラインをなぞるように、軽く滑らすくらいにしておくと失敗がありません」

最短ケア

手順2:シワはスチームでとる
「膝裏などのシワはアイロンをあてず、スチームをかけるだけにしておきましょう。これで仕立てを崩さずにシワとりが行えるだけでなく、ふっくらと立体的な雰囲気になります」



汗と汚れは水ぶきで対処

最短ケア

手順1:汗ケアはまず裏地から
「汗が染み込んだ裏地部分は、水で濡らし固く絞ったタオルで水ぶきを。その日のうちにケアすると汗のニオイがつくのを防いでくれます。ゴシゴシ擦らず叩くようにふきましょう」

最短ケア

手順2:表面の汚れも水ぶきで
「ブラッシングで取れない汚れも、水ぶきで除去していきましょう。裏地と同じく、軽く叩くように行います。水ぶきの後は風通しのよい場所で一日干しておけば完璧です」